※この記事に広告リンクはありません。料金は各教習所・警視庁の公開ページを2026年10月15日に確認したものです。
結論:中型免許の費用は、今持っている免許で変わる
- 教習所5校の公表料金(税込・最短時限で卒業した場合・仮免許の手数料2,900円を含めた額)は、準中型免許を持っている人で163,500〜198,700円、普通免許(MT)を持っている人で213,550〜259,420円でした。
- 同じ教習所で比べると、普通免許(MT)の人は準中型免許の人より43,560〜60,720円高くなっていました。普通免許(AT限定)の人はさらに27,720〜39,600円上がります(AT限定の料金を載せていた4校)。
- 平成19年6月1日以前に普通免許を取った人は、すでに「中型8t限定」の免許を持っています。この場合は新しく取るのではなく限定解除で、教習所の料金は110,000〜139,700円(MTの場合・4校)でした。
- 教習所に通わず試験場で直接受ける場合、警視庁の手数料は9,250円(不合格で受け直すたびに受験料と試験車使用料の6,900円)、合格後の取得時講習が24,150円です。8t限定の解除を試験場で受ける審査なら手数料は1回3,100円です。
表1 教習所5校の中型免許の料金(今持っている免許別)
| 今持っている免許 | 技能教習(最短) | 料金を載せていた校 | 料金の幅(税込) | 中央値 |
|---|---|---|---|---|
| 準中型 | 9時限 | 5校 | 163,500〜198,700円 | 173,620円 |
| 準中型(5t限定・MT) | 11時限 | 5校 | 182,750〜219,820円 | 189,900円 |
| 準中型(5t限定・AT) | 15時限 | 4校 | 217,180〜259,420円 | 223,175円 |
| 普通(MT) | 15時限 | 5校 | 213,550〜259,420円 | 220,700円 |
| 普通(AT限定) | 19時限 | 4校 | 244,900〜299,020円 | 252,875円 |

いちばん安いのは準中型免許を持っている人で、技能教習は9時限です。普通免許(MT)からだと15時限、AT限定の普通免許からだと19時限に増えます。準中型の5t限定(AT)と普通(MT)は、時限数も料金も4校で同じ額でした。
大型免許と比べると差がはっきりします。同じ5校のうち大型免許の料金を載せていた4校で、普通免許(MT)を持っている人は412,430〜495,920円でした(大型免許の費用はいくら?)。中型免許はそのほぼ半分です。
「中型8t限定」の人は限定解除で済む
警視庁の案内では、平成19年6月1日以前に普通免許を受けた人は限定付きの中型免許とみなされるため、中型免許を新しく受けるのではなく限定解除審査を受けることになります。静鉄自動車学校の案内では、免許証の条件等の欄に「中型車は中型車(8t)に限る」とあるのがこの免許です。
表2 中型8t限定を解除する費用
| 方法 | 料金(税込) | 内訳・備考 |
|---|---|---|
| 教習所(8t限定・MT) | 110,000〜139,700円 | 4校。中央値132,275円。技能時限を載せていた2校はどちらも5時限 |
| 教習所(8t限定・AT限定も解除) | 159,500〜179,300円 | 3校。中央値163,570円。技能時限を載せていた2校はどちらも9時限 |
| 試験場で直接審査(警視庁) | 3,100円/回 | 受験料1,350円+試験車使用料1,750円。再審査のたびにかかる |

試験場の審査は手数料だけ見ればずっと安く済みます。ただし不合格なら受け直すたびに3,100円がかかり、練習の費用は表2に入っていません。警視庁の案内では、限定解除後の免許更新のときの適性検査は大型免許と同じ基準(視力0.8以上、深視力の検査あり)になり、合格しないと普通免許などの下位の免許になる可能性があるとしています。
表3 試験場で直接受ける(一発試験)ときの費用
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 受験料 | 3,900円 | 再試験のたびにかかる |
| 試験車使用料 | 3,000円 | 再試験のたびにかかる |
| 免許証交付料 | 2,350円 | - |
| 取得時講習の受講料 | 24,150円 | 一部または全部が免除される人もいる |
| 本免許の技能試験に1回で合格した場合の合計 | 33,400円 | 仮免許を取る費用は含まない(筆者計算) |
警視庁の案内では、技能試験の当日の必要書類に仮運転免許証と路上練習申告書が挙がっています。仮免許を取るまでの費用や路上練習の費用は表3に入っていません。
受験資格:20歳以上・ほかの免許が通算2年以上
警視庁の案内では、中型免許を受験できるのは20歳以上で、準中型・普通・大型特殊のいずれかの免許を現に受けていて、その期間が通算2年以上の人です(免許の効力が停止されていた期間は除きます)。令和4年5月13日からは、一定の教習を修了すれば19歳以上・期間1年以上でも受験できるようになりました。視力は両眼で0.8以上かつ片眼でそれぞれ0.5以上、深視力の検査もあります。
費用を抑える方法:教育訓練給付と会社負担
伊勢原自動車学校は中型の料金表で、普通一種と準中型5t限定MTを持っている人のコースに「教育訓練給付制度対応」と表示しています。埼玉とだ自動車学校も、中型車コースを教育訓練給付金の対象講座として一覧に載せています。厚生労働省の案内では、一般教育訓練は教育訓練経費の20%(上限10万円)が訓練修了後に支給されます。対象になるかどうかは講座ごと・本人の受給資格ごとに決まるので、申し込む前に教習所とハローワークに確認してください。
運送会社の求人には、免許の取得費用を会社が負担すると書いたものもあります。どんな条件が書かれているかは、会社負担で大型免許を取れる求人の条件で求人を調べた結果をまとめています。
よくある質問
Q1 中型免許は何日くらいで取れますか
日数を載せていたのは伊勢原だけで、短期集中コース(中型の料金に22,000円を追加)なら最短7日と案内しています。これは準中型5t限定MTを持っている人が規定時間をオーバーせず、技能検定に1回で合格した場合の日数です。東武こしがやは、大型・中型の限定解除審査について、入所手続きのあと教習開始まで待ってもらう状況と書いています。
Q2 教習で時限を超えたらいくらかかりますか
今回の料金ページでは、中型の追加の技能教習は伊勢原が7,150円(税込)、埼玉とだが7,700円(税込)、静鉄が7,700円(税込)、南横浜が補習料9,900円(税込)でした(いずれも1時限)。表1の料金は最短時限で卒業した場合の額なので、超えた分はこれが加わります。
Q3 普通免許から中型と準中型、どちらを取るべきですか
運転できる車の大きさと受験資格が違います。準中型は18歳以上で取れ、中型は原則20歳以上・免許歴2年以上が必要です(特例教習を修了すれば19歳以上・1年以上)。区分ごとの違いは準中型と中型免許の違いにまとめています。
Q4 中型を取ってから大型を取ると安くなりますか
大型免許の教習料金は、中型免許を持っている人なら5校で262,500〜292,200円(技能14時限)、普通免許(MT)からだと4校で412,430〜495,920円(技能30時限)でした。中型と大型を続けて取る場合の合計は教習所の段階プランで変わるので、通う予定の教習所に確認してください。詳しくは大型免許の費用の記事にまとめています。
出典
- 警視庁「中型免許試験(直接試験場で受験される方)」 https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/menkyo/menkyo/annai/chugata/tetsuzuki22.html
- 警視庁「中型免許限定解除審査(直接試験場で審査を受けられる方)」 https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/menkyo/menkyo/annai/chugata/tetsuzuki20.html
- 厚生労働省「教育訓練給付金」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/kyouiku.html
- 教習所の料金ページ:東武こしがや https://www.tobu-koshigaya.jp/price//伊勢原 https://isehara-ds.co.jp/plan/medium-car//埼玉とだ https://www.toda-drive.com/lesson/medium.php/南横浜 https://www.nanyoko.co.jp/plans/medium//静鉄 https://www.shizutetsu-school.jp/price/cyuugata.html
書いた人:もと 物流会社に22年勤めた元管理職。ドライバーの職場選びに役立つ情報を、公的資料と公開されている求人・料金ページから調べて書いています。
中型免許を取ったあと大型まで考えている人は、大型免許の費用もあわせて読むと、段階ごとの総額がつかめます。