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準中型と中型免許の違い|運転できる車・受験資格・教習の時限と料金を比較

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トラックの求人を見ていると、「準中型免許」「中型免許」と書き分けられていて、自分がどちらを取ればいいのか迷いませんか。

先に結論です。準中型と中型の違いは、運転できる車の大きさと受験資格です。準中型は車両総重量7.5トン未満・最大積載量4.5トン未満までで18歳から取れます。中型は車両総重量11トン未満・最大積載量6.5トン未満までで、原則20歳以上かつ免許を通算2年以上持っていることが受験の条件です[1][2]。MT普通免許を持つ人の場合、法定の技能教習は準中型13時限・中型15時限で、同じ教習所で比べた料金の差は18,260円〜52,470円でした[1][4]。

この記事では、法令と警察の資料から2つの免許の違いを整理し、教習所の公表料金で、取るときの時限と費用の差を比べます。

結論:準中型と中型の違いは3つ

  1. 運転できる車の大きさ:準中型は車両総重量7.5トン未満・最大積載量4.5トン未満、中型は車両総重量11トン未満・最大積載量6.5トン未満です[1]。
  2. 受験資格:準中型は18歳から取れます(試験は17歳6か月から受けられます)。中型は原則20歳以上で、準中型・普通・大型特殊のいずれかの免許を通算2年以上持っていることが必要です[2][3]。
  3. 教習の時限と費用:普通免許を持つ人の法定の技能教習は準中型13時限・中型15時限です[1]。今回調べた教習所では、料金の中央値は準中型182,200円・中型217,800円でした[4]。

運転できる車の大きさと受験資格

車の区分は、道路交通法施行規則第2条で、車両総重量・最大積載量・乗車定員のいずれかで決まります[1]。大阪府警察が掲載している区分表と受験資格を、普通・大型と合わせて並べました[2]。

表1:自動車の区分と受験資格(出典:道路交通法施行規則 第2条[1]、大阪府警察[2])

区分車両総重量最大積載量乗車定員受験資格
普通自動車3.5トン未満2トン未満10人以下18歳以上
準中型自動車3.5トン以上7.5トン未満2トン以上4.5トン未満10人以下18歳以上
中型自動車7.5トン以上11トン未満4.5トン以上6.5トン未満11人以上29人以下20歳以上で、準中型・普通・大型特殊のいずれかの免許期間が通算2年以上
大型自動車11トン以上6.5トン以上30人以上21歳以上で、中型・準中型・普通・大型特殊のいずれかの免許期間が通算3年以上
準中型と中型の違い。準中型は車両総重量3.5トン以上7.5トン未満・最大積載量2トン以上4.5トン未満・乗車定員10人以下・18歳以上。中型は車両総重量7.5トン以上11トン未満・最大積載量4.5トン以上6.5トン未満・乗車定員11人以上29人以下・20歳以上で免許期間2年以上
図1:準中型と中型の違い(道路交通法施行規則 第2条・大阪府警察の区分表から作成)

※受験資格は原則です。政令で定める教習を修了した人などは、中型が19歳・1年以上となる特例があります[3]。中型免許があれば、中型自動車のほか準中型自動車・普通自動車も運転できます[3]。

求人のトラックが最大積載量4.5トン以上なら中型以上、2トン以上4.5トン未満なら準中型以上の免許が必要です。積載量だけでなく車両総重量でも区分が決まるので、求人票に車両総重量が書かれていなければ面接で確かめてください。

取るときの教習時限と料金の差

教習所で受ける技能教習の時限数は、道路交通法施行規則の別表第四で決まっています[1]。普通免許(MT)を持つ人は準中型13時限・中型15時限、準中型免許を持つ人が中型を取る場合は9時限です。免許を持っていない人が準中型を取る場合は42時限です[1]。

2026年10月9日に、教習所の公式の料金ページを中型16校・準中型8校確認しました[4]。MT普通免許を持つ人の料金を載せていたのは中型13校・準中型7校で、どちらも載せていた5校を並べます。

表2:MT普通免許を持つ人の教習料金(税込・最短時限で卒業した場合。出典:各教習所の料金ページ[4])

教習所準中型中型差(中型−準中型)
いわつき自動車学校(埼玉)175,560円193,820円18,260円
東武こしがや自動車教習所(埼玉)193,970円217,180円23,210円
埼玉とだ自動車学校(埼玉)182,600円217,800円35,200円
拝島自動車教習所(東京)215,600円234,850円19,250円
浦上自動車学校(長崎)156,540円209,010円52,470円
(参考)中央値182,200円(7校)217,800円(13校)―
MT普通免許を持つ人の教習料金の差(中型−準中型)。いわつき18,260円、東武こしがや23,210円、埼玉とだ35,200円、拝島19,250円、浦上52,470円
図2:同じ教習所で比べた中型と準中型の料金の差(MT普通免許を持つ人、2026年10月9日閲覧)

※東武こしがやと浦上は仮免許申請料を含み、ほかの3校は別です。拝島の中型の料金は2024年1月改定、浦上はデイタイムの料金です[4]。調べたのは検索で見つかった教習所で、全国の相場ではありません。

AT限定の普通免許しか持っていない人は、2026年4月に始まったAT限定の準中型・中型免許も選べます。時限と料金はAT限定の中型免許・準中型免許とはにまとめています。

どちらを取るか決めるときの確認点

  1. 応募したい仕事の車:求人票の必要免許と、車両総重量・最大積載量を見ます。厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)でも、トラックドライバーに必要な免許として準中型・中型・大型などが挙げられています[5]。
  2. 今すぐ受けられるか:中型は、原則として免許期間が通算2年に満たないと受けられません[2]。
  3. あとで中型を取る場合:準中型を持っていれば、中型の法定の技能教習は9時限です[1]。

求人票の給与欄の読み方はトラックドライバーの求人の見方、けん引の免許が必要な仕事はトレーラーの免許と求人をご覧ください。

よくある質問

Q1. 準中型免許で運転できるトラックの大きさは?

車両総重量7.5トン未満、最大積載量4.5トン未満のトラックまでです[1][2]。

Q2. 18歳で中型免許は取れますか?

原則として取れません。中型は20歳以上で、免許期間が通算2年以上必要です。政令で定める教習を修了した人などは19歳・1年以上の特例があります[2][3]。18歳から取れるのは準中型です[2]。

Q3. 準中型を持っていると、中型は何時限で取れますか?

法定の技能教習は9時限です。普通免許(MT)から中型を取る場合は15時限です[1]。

Q4. 準中型と中型で、教習所の料金はどれくらい違いますか?

MT普通免許を持つ人の場合、今回の5校では中型のほうが18,260円〜52,470円高くなりました[4]。教習所によって差が大きいので、通える教習所の料金ページで確かめてください。

出典(公式情報)

この記事を書いた人

もと:物流会社で22年、中間管理職を務めた元会社員。求人票の読み方や、手当・シフトの仕組みなど、現場を知る視点からドライバーの職場選びを解説しています。

まずは表1で、応募したい仕事の車がどの区分に入るかと、自分が今受けられる免許を確かめてください。
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AT限定の普通免許から取る場合は、こちらにまとめています。
→ AT限定の中型免許・準中型免許とは

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