多様性が求められる現代ですが、それでもまだ世間体を気にしてしまい、敷かれた「レールの上」を歩く人がほとんど。
日本人の平均寿命は男性81.4歳、女性は87.4歳。長い長い人生は、楽しいことばかりではありません。時には「もう無理..」と嘆きたくなるような、つらい時期もあるかもしれません。そんななかでも、「自分の幸せを見つけ」生きている人がいます。そして、そんな人の生き様は多くの方々に勇気を与えていきます。
今回はそれを証明してくれる、一人の女性をご紹介します。
小学校の先生のサポーター。わかなさん。Instagramを中心に活動し、ホロスコープ鑑定コーチングで多くの現役先生をサポートしています。現在はフォロワー数9000人。
先生としてもママとしても、苦労の連続だったわかなさんは、今何を思うのでしょうか。
ぜひ、最後まで読んでみてください。
「もうちょっと頑張れる...」引き際が分からず強制終了
もと
わかなさん、本日はよろしくお願いします!まずは自己紹介をお願いします
わかなと申します!主にInstagramで小学校の先生の相談室というアカウントで学校の先生が自分も家族も大事にできるようなマインドセットの仕方や仕事の時短術について発信してます
わかなさん
もと
退職されてからもう4年目なんですよね?現在のお仕事についても教えてください
そうなんです。お仕事は西洋占星術のホロスコープ鑑定とコーチングをしてます!ちょっと疲れてる先生とか自分の良さがわからなくなった方に17年間の教員生活で学んだことや自分軸の作り方で人生をよくしていくという講座です。
わかなさん
もと
さっそくですが、なぜ今のビジネスに挑戦しようと思ったのか、きっかけを教えてください。
わかなさん
もと
もともと自由な働き方に憧れていたとかではなく病気がきっかけなんですね。
はい!ただ..何で我が子を犠牲にしなきゃいけないんだろう?もっと自分を大事にできるような環境がいいな!っていうのは思ってたんですけど、自分にはもう先生しかできないなって思い込んでました。
わかなさん
そうしたら体の病気が見つかって、そこからメンタルも崩れてしまって...。
わかなさん
もと
精神疾患を患いました。もう強制終了がかかった感じですね。
わかなさん
もと
わかなさん
もと
わかなさん
もと
私はそれくらいが良くて。3、4年生って色んなアイデアが面白いんですよ!
わかなさん
もと
報われないことがキツかったです。時給換算しても高いとは言えませんし社会的責任や社会的な要望は強いお仕事ですからね。
わかなさん
あとは結局のところ私自身、縛られるのが苦手だったんだなぁって思います。
わかなさん
もと
「もっとこうすれば楽に進むのに..」とか「これやらなければ先生たちの時間増えるのに...」というのが反映されなかったのが...。
わかなさん
もと
そうです。ママとしての自分と先生の両立がスゴく苦しかったです。
わかなさん
もと
あるんですけど、私自身がそれを利用する勇気がなかったんですよ。
わかなさん
もと
制度はあるのに、実際に利用するところまでたどりつけないというのが、またリアルな厳しさを感じますね...。
そうですね。自分も悪いっていうのもあるんですけど..人間関係は大変でした。
わかなさん
二度と戻らない。他人軸で生きるより、自分が輝ける道を進む
もと
葛藤の日々だったんですね…学校に残る道は考えなかったんですか?
迷いはありました。でも、今までずっと他人軸で生きてきて自己犠牲をしまくっていたんです。「私さえガマンすれば上手くいく」という謎の思い込みを。それで病気になっちゃったから、「また同じことを繰り返したら私の人生は変わらないな!」と思って退職を決意しました。
わかなさん
もと
そこからどうやって現在のお仕事という選択肢を知ったんですか?
自己理解とか色々と自己投資をしているうちに「自分でやってみたい!」ってことに気がついたんです。なので、先生に対しても未練がないんですよ
わかなさん
もと
はい。生徒の子ども達とは離れてしまいましたけど、自分の子どもの成長を見れるのが一番幸せです。二度と戻りたくないですね(笑)
わかなさん
もと
わかなさん
もと
わかなさんが家にいるとお子さんとしても嬉しいでしょうね。
我が子に、行ってらっしゃい!とおかえり!が言えなかった生活だったので今は幸せですね
わかなさん
時間と場所に縛られない仕事
もと
選択肢は他にもいろいろあったと思いますが、なぜホロスコープ鑑定やコーチを選んだのですか?
私は価値観の中で自由を大事にしたいということがわかったんですよ。だから自分が自由に働ける環境を第一に考えました。
わかなさん
もと
なるほど。自分の価値観を優先した結果だったんですね
それと家族と自分の時間も大事にしたいから自分で調整できる仕事が良い!となると雇われるという選択肢はないな。と考えました。
わかなさん
もと
コーチングスクールで1年間活動してました。でも、やっていくうちに私が対象としている方とはちょっとフィットしないなぁと思って自分の講座を作ることにしました
わかなさん
背中を押してくれた「魂の計画書」ホロスコープ鑑定との出会い
もと
ホロスコープは自分がすごい悩んでいた時に後押ししてもらって、自分でも読めるようになってみたいな!と思って学び始めたのがきっかけですね。
わかなさん
自分で自分のホロスコープを深く読んだ時に自分が思っていた”自由な環境が良い。押し込めれたら病気になる”という結果が出たんですよ。
わかなさん
もと
なるほど。今までの価値観とつながっているんですね!
そうなんです。しかも家で働くことが良いという星の配置だったというのと、SNSとかインターネットとか宇宙に関することを取り入れることが良かったんです。
わかなさん
もと
何かの本で「自分の得意と掛け合わせてみると良いよ!」と書いてあったのを読んで「学校の先生のためのホロスコープ鑑定」って聞いたことないからやってみようかな!と思い始めました。
わかなさん
もと
それが今のビジネスですよね。僕も昨年末、わかなさんに鑑定してもらってから忠実に守って生きてます。
もとさんも本当に当たってましたよね!ほんと、ホロスコープは魂の計画書だなと思ってます
わかなさん
求めていたのは”心の安定”
もと
現在の働き方は「在宅や好きな場所で」というイメージがあります。でも、わかなさんは「学校常駐」でしたよね。二つの働き方について違いはありますか?
めちゃくちゃありますね。学校の先生の時はお金の安定はあったんですけど、心の安定は一切無かったです。今は収入は当時の半分くらいの時もありますが心の安定感が全然違いますね。
わかなさん
もと
いつでも学校行事に参加できることや、子どもが熱を出したときでも近くにいてあげられることですかね。あと習い事を応援しに行ったりとか、ご飯を丁寧に作ったりできるのでスゴくバランスが良いと感じてます。
わかなさん
もと
世間では当たり前のような毎日が、わかなさんの中では当たり前ではなかったんですね。
発信を始めたら、誰かの役に立てた。環境を変えたからこそ今がある
もと
教師として働いていた経験は現在のお仕事にどのように役立ってますか?
めちゃくちゃありますね!いつも学級通信とか書いていたのでSNSでの文章を書いたりするのがまったく苦にならないです。あと、初対面の方でも緊張しないです。
わかなさん
もと
わかなさんが今、SNSで毎日発信しているのも、そうした学びが土台にあるからなんですね。他にはありますか?
何かを計画していく時に目標を立ててゴールから逆算していくということも自然とできているので、教員時代に培ってきたことを違う形で活かせると思います。。
わかなさん
もと
でも、無知なこともたくさんあって、ビジョンとかブランディングとかターゲットという言葉はInstagramをはじめて学びました。
わかなさん
もと
意外です!Instagramでは「小学校の先生の相談室」ということで差別化とターゲティングが明確ですよね。SNSは独学ですか?
講座に参加して教えてもらってました。6000人までは自分の知識を発信していたんですけど急に伸びなくってきて「もうだめだぁ」って思って教えてもらってました。
わかなさん
もと
現在フォロワーさんが9000人なので、10000人まであと1000人ですね!迷いがあったとは気づきませんでした
わかなさん
もと
9000人までの道のりを振り返ってみてどうですか?大変でした?
基本的にInstagramは楽しいです。リアクションもらえたりとか、「わかなさんの投稿見て元気もらってますー!」と言ってくださったりして「自分も世の中の誰かの役に立ててるんだな。」って思えるようになりました
わかなさん
もと
ファンが多そうですよね!どの投稿が一番人気ですか?
去年の6月くらいに投稿した「
小学校の先生多忙すぎる」という投稿が
10万リーチとかして多くの先生から共感してもらえましたね。
わかなさん
頑張ることは当たり前じゃない。そう思えるのはドン底の時期があったから
もと
投稿内では「無理しないで!」という言葉が多いように感じます。過去の自分に向けてのメッセージですか?
もともと体育会系で育ってきたので一生懸命、努力して自分の限界までやることが美徳と教えられてきたのと、ずっと自己否定が強くて出来ない自分を認められなかったんですよ。出来ない自分は無価値だ..みたいな”がんじがらめ”にあっていて。
わかなさん
それがなくなって自分がスゴく生きやすくなりました。先生は真面目な人が多いので「無理しないで大丈夫だよ!」ということを伝えてます。
わかなさん
もと
今のコーチングの講座を一人でも多くの先生の方に知ってもらいたいです。講座内で教える時短術は私が実践して、効果を感じてきた矢先に病気になってしまったので伝えていきたいですね。きっと肩の荷が降りる先生が多いと思うので、特に忙しいママ先生に伝えたいと思ってます。
わかなさん
あと忙しいママ先生の時短術みたいな本も出してみたいです。
わかなさん
もと
ぜひ電子書籍で出版してください!読みたい先生が多いと思います。
生きてさえいれば何回でもやり直せる
もと
では最後の質問です。今のお仕事を辞めてフリーとして働くことを検討している方に、アドバイスはありますか?
死を意識すると良いのかな。と思います。私の場合は病気になって死と直面した時に「このまま死ねない...やりたいこと何もやってない!」って思ったんですよ。
も読んで時間は有限なので後悔しない生き方をしたいと思ってます。
わかなさん
もと
よかったです!むしろ病気になってよかったと思ってます。病気にならなかったら元さんとも出会えてないし、この働き方ができる自分とも出会えてないです。
わかなさん
わかなさん
もと
なるほど…! わかなさんのお話を聞いて、自らの人生や本当にやりたいことを見つめ直す先生も多いと思います。 今日はお話を聞かせていただき、ありがとうございました!
「死を意識すること」が幸せに生きる人生の哲学
太陽の日差しが差し込み、元気な観葉植物が置いてある彼女の仕事部屋から、まさに自然体で話をしてくれたわかなさん。
「読んでくださる方たちに、私の話なんて参考になりますかね?」
本人はそう危惧していたけど、彼女が葛藤の末にたどり着いた現在の姿やその言葉には、私たちがこれからの自由な人生を充実させるヒントが詰まっていました。
>>> わかなさんのホロスコープ鑑定を受けてみる
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